事前調査

入念な事前調査とシミュレーション

入念な事前調査とシミュレーション 事前の発電量のシミュレーションはもちろん、実際にご自宅に赴いての詳細なシミュレーションを行います。

事前調査には、「適切な発電が行えるか」「設置の際にトラブルが発生しないか」など、さまざまな点について行います。

これは、設置後にお客さまにご安心いただける良質な設計・施工、安心作業を行うための一環で、後に「太陽光発電システムを導入して良かった!」と喜んでいただくためのものです。

なお、事前調査の結果によっては、お問い合わせいただいたお客さまのご自宅が太陽光発電システムの導入に不向きなケースも出てまいります。その場合は、設置・導入に関してご相談させていただく場合がございます。

 

チェックポイント 電機系統

電機系統 家の中の電気系統だけでなく、電柱番号、電力量計、電機方式、複数連係、設置場所、屋根裏、床下なども見せて頂く事もあります。
電機系統のチェックを怠ってしまうと、いざ太陽光発電を設置しようとするときにお客様の理想にお応えできない場合がございます。
しっかりとした工事を行うには、しっかりとした電気系統の現地調査も必要になってきます。

 

チェックポイント 日照

日照 日が傾いたり、季節が変わることによって周囲の木々や電柱やアンテナ、設置済みの太陽熱温水器などの障害物が太陽光パネルの影になる場合があります。
少しぐらいの日影ならば問題はないのですが、発電量が大きく下がるような影が出来てしまうこともあります。

できるだけ影が入らないようにパネルを設置する必要があります。
必要に応じて「日影図(にちえいず)」という時間ごとに影のつきかたが分かる図面を作成することもあります。

日照条件が悪いと設置に関してご相談させていただく場合もございますのでご了承ください。

チェックポイント 屋根面積

屋根面積 屋根の形や方角などから太陽光発電パネルの設置に適した屋根面と大きさを調べます。

太陽光発電パネルの設置に最も適している条件は、真南に向けて水平から30度の角度でパネルを設置した場合になります。
もちろん真南以外の屋根でも太陽光発電パネルの設置は可能です。
真南の角度と比べると東面や西面では日射量が減りますが、発電するには十分な量を発電できるので設置は可能です。
しかし、北面の設置は真南面と比べて40%近く日射量が減ってしまいます。ですので北面の設置に関してはパネル設置は適していません。

最近では住宅のデザイン的な理由から複雑な屋根になっているケースがあります。
屋根に天窓や煙突形の飾りがついていたりするします。こういうケースでは真南の位置にあっても小さなパネルしか置けません。
また太陽の位置によって屋根同士の段差がネックになる場合があります。
屋根同士の段差などにより影ができて設置に適さない場合があります。

現地調査ではこういった細かい部分もチェックしていきます。

チェックポイント 屋根材、強度

屋根材、強度 太陽光パネルを設置出来る出来ないは屋根の強度によっても決まります。

もちろんパネルの種類や枚数によっても違ってきますが、太陽光パネルの重さは300キロ以上あります。
重いのになれば400キロを超えます。

昔から住宅の屋根材といえば瓦でしたが、最近ではスレートと呼ばれる屋根材も増えてきました。
瓦とスレートと一口に言っても材質なども一緒ではありません。
太陽光パネルは屋根に固定しますので、屋根材によっても施工方法は変わってきます。
屋根材によって用意する部品が異なりますので、屋根材が何を使っているかを現地調査で調べていきます。

新築ならば問題なく設置できますが、古い住宅の場合は重量物に屋根が耐えられるかどうかを調査する必要があります。
屋根を支えている構造部分に痛みがある場合は設置できませんので、現地調査でしっかりと調べていきます。

また、屋根の劣化の可能性もあります。
パネルを載せた後では屋根材の交換は難しくなりますので、劣化の進み具合によっては塗装したり補強したりする必要があります。

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